先日、神戸女学院大学の石川ゼミのみなさんと今年もナヌムの家に行きハルモニの証言を聞きました。昨年と同じ方がお話くださったのですが、この間2人のハルモニが亡くなられたことやご自身の体のこともあるのでしょう、いえ何よりもどうしようもない日本政府に対する怒りなのでしょうか、ハルモニの私たち訪問者に対する問いかけはとても切迫し厳しいものがあると感じました。もはや事態は一刻の猶予も許されない、その問いかけは日本という国全体に対してされたものであり、私たち一人ひとりに対して迫られたものでした。
そう考えるといったいこの国は何をしているのか、私たちの政府は何をしているのか、議会は何をしているのか、議員は何をしているのか、そして私たちは何をしているのか、という焦燥感のようなものを抱いてしまいます。
今現在、この国の指導者たちとマスコミが大はしゃぎしている自民党総裁選。何なんでしょうかこれって。国民をばかにしたまったくの茶番劇のようなこの騒ぎ・・・。麻生太郎氏が総裁になり、おそらく国会で首相に選ばれるのでしょう。戦前に朝鮮人たちの強制労働によって大きな富を得たといわれる会社の御曹司で、また「創氏改名は朝鮮人が望んだ」(2003年、東京大学学園祭)と発言し、さらに2007年2月19日には衆議院予算委員会で米下院に提出された「慰安婦」問題をめぐる対日非難決議案にある「日本軍による強制的な性奴隷化」といった記述について、「客観的な事実にまったく基づいていない。はなはだ遺憾だ」と述べた人物が・・・です。この国のこのような現実はハルモニたちにはどのように映って見えるのでしょうか。深い悲しみと怒り、あるいは絶望を持って見られるのでしょうか。
でも私は決してそうは見られたくない、少しでもハルモニたちの命がけの思いに応えなければいけないと切に自分に言い聞かせています。その機会が今やってきています。総選挙です。「この国の政府を作っているのは私たち自身に責任がある」と石川先生は言われました。そう、この選挙は、もう時間が残されていないハルモニたちの願いに応える絶好の機会であり、あるハルモニにとってはまさにラストチャンスかもしれない・・・。そんな思いを持って今度の選挙はたたかおうと思っています。
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